前田砲台跡 -世界遺産登録を目指して-

平成20年1月11日掲載記事 

 前田砲台跡を世界遺産に!

 平成19年12月21日(金曜日)九州・山口の6県11市が共同で、世界遺産暫定一覧表記載資産候補提案書「九州・山口の近代化産業遺産群 −非西洋世界における近代化の先駆け−」を文化庁に提出しました。下関市も提案者にその名を連ねており、前田砲台跡が九州・山口の近代化産業遺産群の一つとして世界遺産に登録されることを目指しています。

   提案者(6県11市)

 ・鹿児島県(幹事県)
  鹿児島市

 ・福岡県
  北九州市・大牟田市・飯塚市・田川市

 ・佐賀県
  唐津市

 ・長崎県
  長崎市

 ・熊本県
  荒尾市・宇城市

 ・山口県
  萩市・下関市

詳細は、幹事県(鹿児島県)のホームページをご覧下さい。下記タイトルをクリックしていただくと、該当ページへ移動いたします。
 <鹿児島県:世界遺産登録を目指して>

前田砲台跡の概略

 前田砲台跡は、「長州藩において尊皇攘夷から開国を主張する勢力が台頭する契機となった下関四国艦隊砲撃事件の砲台跡」として、顕著な普遍的価値を有しています。「九州・山口の近代化産業遺産群」の中では。積極的な技術導入を示す遺跡群の一つに位置づけられています。
 前田砲台は文久三年(1863年)の攘夷戦と、その翌年元治元年(1864年)の英米仏蘭との下関四国艦隊砲撃事件に際してその中心となりました。
 四国連合艦隊との戦いで長州藩は大敗を喫し、八月五日に始まった戦いは早くも七日には前田砲台の大砲六十余門が戦利品として接収され、フランスへ持ち帰られることとなりました。
 この大砲(長州砲)一門が百二十年後の昭和五十九年(1984年)、永久貸与の形で下関市に返還され、長府博物館に展示されています。
 

  前田砲台跡とともに世界遺産登録を目指す近代化産業遺産群 ‐写真集‐

「自力による近代化」を示す遺産群

 近世末、日本は欧米列強の東アジア進出に伴う圧力にさらされていた。それに対抗する海防強化策として西欧先進諸国の技術書を基に、高い水準の伝統技術との融合によって生まれた施設を中心とした遺産群。

「積極的な技術導入」を示す遺産群

 開国などを契機として幕府や雄藩は欧米先進諸国からの積極的な技術導入を開始し、それは明治政府の富国強兵・殖産興業政策に継承された。そうした技術導入の様子を示す遺産群。

「国内外の石炭需要への対応」を示す遺産群

 欧米列強による石炭補給基地の要求の高まりや、国内産業の発展に伴うエネルギー源としての石炭需要の増加に対し、他地域に先駆けて近代化を遂げて応えた施設を中心とした遺産群。

「重工業化への転換」を示す遺産群

 軽工業を中心に発展してきた日本の産業構造が重工業にシフトしていく新たな出発点をなした施設の遺産群。
前田砲台跡の世界遺産への登録を目指して、平成20年2月1日、シンポジウムが開催
されました。詳細については下記のページをご覧下さい。(タイトルをクリックしてください。)
「前田砲台跡の世界遺産への登録をめざして、シンポジウムが開かれました。」

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